漆器(塗り物)にまつわる話

手塗りの漆で塗った塗り物は、

塗りたては漆の匂いが強くて独特なので、

お椀などの食器は塗ってすぐは使えません。

漆にかぶれる人もいますからね。

 

漆は塗りたてから半年、1年、2年・・・と

時が経つにつれ、色に変化があり、表面も硬く強くなっていきます。

黒はともかく、

朱の色は、最初黒っぽいですが、どんどん明るい朱の色になっていきます。

驚くくらいに。

 

漆の色が変わる事を知らない方は、

修理で部分だけ塗り直した時、

色が全然違う事にびっくりするでしょう。

時々お問い合わせいただくことですが、

例えばこんなお椀 ↓

黒内朱大和汁椀

Q:この汁椀は外側が黒で、内側が朱(赤)ですが、この逆にすることはできるのでしょうか?

A:はい、できます。

Q:では、お値段は?

A:同じです。

 

黒や、朱といった色は、たとえ規格外の商品といっても同じ価格でできます。製造、販売をしている当社の強みでもあります。受注生産は最近では当たり前なので、小ロットでも注文を受けてます。ただ、他の色となると価格も変わってきますのでお問い合わせくださいね。

漆器というと、木からできていると思っている方がいらっしゃるようです。

木製だけでなく、樹脂製のものもたくさんあるんですよ。

では、実際今使われているお椀は木製か樹脂製かわかりますか?

木の目がでていれば、一目瞭然ですけど、

黒や朱に塗ってあると、ぱっと見はわかりません。

どこで判断するかですが

私は、持った時の重さや感触や、こつんこつんと叩いてみて判断します。

 (究極は、傷をつけてみるという手もあります。)

当たり前と言えば当たり前なのですが。

重さと叩いた時の音で木製か、樹脂製か、

樹脂製でもどんな材質か・・・など

漆器に携わっている経験が長い人にはわかると思います。

 

味噌汁椀などは熱いお汁を入れて、

外に熱さが伝わらなければ木製の可能性大です。

木は熱伝導率が悪いですからね。

だから、熱い汁も冷めにくいのです。

樹脂は木から比べると熱伝導率が良いので熱さも伝わりやすいです。

そして、お汁は冷めやすい。

 ただ、樹脂製のものは木製よりも扱いが楽です。

お椀だと食器洗浄機対応のものや、

最近では電子レンジ対応のものなんかもでてますからね。

外国の方へのお土産を探しているというお電話をいただくことがあります。

日本ならではのもの、日本を感じるもの、をお探しなんですよね。

風呂敷や扇子などはいいですよね。

あと、個人的に、風鈴なんかもいいかも。

漆器は、日本独特のものといったら、得意分野です。

桜や梅、富士山など、日本を感じる商品は数多くあります。

蒔絵の入ったもので、ボールペンやフォトフレーム、ミニ衝立など

時々高校の先生方からご注文いただくこともあり、

そういう需要は少なくありません。

日本を感じる外人さんへのお土産ということで、

今後企画していけたらと考えてます。

外人さんへのお土産をお探しの方、メールにてお問い合わせくださいね

塗り物は普段使いに扱いにくくてちょっと・・・という方は多いはずです。

それに、陶器から比べると、食器での割合は、9:1くらいでしょうか。

 

私の身近なところにもこんな例が・・・

以前主人の親戚の方に、木製の蒔絵が入った夫婦椀を差し上げたのですが、

もったいなくて使えないということで、

あまり普段使いされていない様子でした。

これは残念なことです

使ってもらわないと、良さは分からないし、愛着も出てきません。

陶器と違って、割れるということも滅多にないですし、

剥げることはあっても、塗り直すことができるんです。

それに、高級な漆塗りだけが塗りものではありません。

化学塗料の塗り物だって、いいものたくさんあります。

家庭用食器洗浄機対応のお椀があったら、便利でいいと思いませんか?

業務用漆器を扱ってきた経験をもとに、

漆器は扱いにくいというイメージを少しでも変えていけるとうれしいです。

そして若い世代の人にも気軽におしゃれに使ってほしいです。

 

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